実際の訓練場面 様子

症例① 80代 女性

初期症状

 ・右手で箸を使えない

 ・右手はお臍まで挙げられない

 ・起き上がり、立ち上がりは介助が必要

 ・更衣、整容動作(髪の毛をとかす 等)も介助

当事業所についてから、毎回身体の様子を把握します。

例)筋肉のバランスを確認、痛みの確認

   肩甲骨の左右の位置、腕の挙がり方 など


実際に、症状に合わせ、リハビリ専門職がその人に合わせたプログラムを毎回作成し実施します。

出来るようになってきたら、難易度を少しずつ上げて実施していきます。

例)道具を使って、肩の動きを引き出す

   細かい動きの訓練

   服を着る際のやりやすいやり方指導や練習


①箸でスポンジなどを横に移動する練習。

④物を使い、自然と目標をつけることで、肩の動きを出したり、筋力トレーニングを図る。また、分離的な動きをスムーズでに出来るような練習。

⑦姿勢を正して歩く練習

②指先のつまむ力をつける練習

肩の動きを出す練習

⑤立ち上がりの練習

 

 

 

 

⑧実際のズボンを使って、着る練習。ここでは自力で立ち上がりも出来るようになっています。

③箸を口元まで運び、実際の食事に繋げられるような練習

⑥服(ズボン)の変わりに、紐を使って、足を通す練習

 

 

 

⑨腕の挙がり方の確認。

開始前は肩がお臍までしか上がりませんでしたが、3週間後にはここまで挙がるようになっています!


※当事業所へ初めて来て頂いた際の姿勢。

 ・首が前へ出ている

 ・腰が丸まっている

※3週間後

 ・首が前に出なくなっている

 ・腰の丸みが軽減している


3週間通ったあとの症状

右手で箸を使用し、食事をとれるようになる

・右手は肩くらいまで上げられるようになる

・起き上がり、立ち上がりは、見守り~自立

・更衣、整容動作(髪の毛とかす など)もご自分で出来るようになる